やきとんの部位別の特徴と自宅で美味しく焼く方法
居酒屋メニューでたまに見かける“やきとん”ですが、一つのお皿に盛られてきたらどの部位を食べているか分からないものです。そんな時に、部位ごとの特徴を知っていたら、一緒に行った人に教えてあげることができます。
そこでこの記事では、部位ごとの特徴や、やきとんを自宅で美味しく焼く方法をご紹介します。やきとんを食べたことのない人も、やきとんが好きな人にとっても、知っておいて損はない内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
1. やきとんと焼き鳥の違い
やきとんと焼き鳥の違い、あなたは説明できますか？『やきとん』は、豚の肉を串に刺して味付けをして焼いたもので、『焼き鳥』は鳥の肉を串に刺して味付けをして焼いたものです。
居酒屋の看板やのぼりにひらがなで”やきとり”と書いているお店がありますが、そのひらがなが意味しているのは、鳥の肉だけに限らず、牛や豚も食べられるということなのです。多くの人が、漢字とひらがなで意味を使い分けていることをご存知なかったのではないでしょうか。
2. やきとんのホルモンは栄養価が高い
やきとんでは豚のホルモンを楽しめるのですが、ホルモンには多くの栄養素が含まれています。ホルモンと聞くと脂が多いイメージですが、実は脂身が多いのはほんの一部の部位で、ホルモンの多くは生肉部分に比べて脂身が少なく低カロリーです。
また、鉄や亜鉛、銅が多く含まれており、ミネラルが豊富です。夏バテにホルモンがいいということを聞いたことがあるかもしれませんが、これは汗と共に体外に出てしまったミネラルを補給できるためです。ホルモンには、ミネラルだけにとどまらず、実はビタミンも豊富で、ビタミンB12や葉酸などが含まれています。
3. やきとんを美味しく焼く方法
もちろん家でもやきとんを作ることができます。焼き鳥を焼く専用の台がなくてもおいしくやきとんを焼く方法をご紹介します。
①焼き鳥と同じように串に豚肉を刺す
②全体に塩をまぶす
③串が焼けないように剥き出しの部分にアルミホイルを巻く
④中火でじっくりと焼く
⑤途中で裏返して塩を振り裏面も焼く
⑥全体に火が通ったら完成
魚のグリルを使うことで、フライパンで焼くよりも、お店に近い味を再現することができます。
4. やきとん部位別の特徴
やきとんは、部位によって呼び方が違います。ここでは人気の部位8種類をご紹介します。
タン
やきとんの中でも人気が高いタン。牛のタンも人気ですが、豚のタンも非常においしいです。牛のタンに比べるとサイズは約3分の1の大きさで、脂が少なく硬めであることが特徴です。他の部位に比べて安めの価格設定なこともあり、人気が高いです。
シロ
焼き鳥ではあまり馴染みのないシロですが、腸の部分を指します。少し臭みがあるので、好き嫌いがはっきりと分かれるのですが、噛みごたえがあり、酒のつまみにもってこいです。
レバー
レバーは、焼肉屋さんでも馴染みがある部位ではないでしょうか。豚の肝なのですが、牛のレバーと違い、臭みはほとんどありません。焼きすぎるとパサパサしてしまうので、焼き加減が非常に重要です。
カシラ
カシラは豚の頭のほほ肉のこと。ほほ肉は咀嚼により筋肉が発達しているので、比較的硬めの食感になります。カルシウムやコラーゲン、ゼラチン質などが含まれているので、特に女性の人気を集めています。
トントロ
トントロは豚の肩首肉です。豚1頭から約300gしか取れないので、貴重です。脂がたくさんのっているので、脂好きにたまらない1本です。塩でシンプルに食べるのがおすすめです。
テッポウ
テッポウは直腸のことです。さばいた時の形が鉄砲に似ていたのでこの名前がつけられました。弾力があってかつ柔らかいので、ファンが多い部位です。噛めば噛むほど甘みが出てくるので、濃厚な味わいを楽しめます。
ハツ
豚の心臓部分。シャキシャキとした食感が特徴で、その歯ごたえが人気です。脂身が少ないので、サッパリと食べられます。
ガツ
ガツはあまり耳にしない部位ですが、豚の胃のことです。ホルモンは通常臭みがあるのですが、ガツはクセがなく食べやすいです。コリコリとした食感で、鳥の砂肝と似ています。胃袋全体の5分の1しか取れないので、値段は高めになっています。
ちなみに、牛の胃はミノと呼ばれます。
5. まとめ
焼き鳥と同じように、やきとんも多くの部位を楽しめます。部位によって味も歯ごたえも全く違うので、色々挑戦してみるのがおすすめです。タレで食べるか塩で食べるかでも味わいが変わってくるので、それぞれお気に入りの食べ方を見つけてください。
東京都葛飾区東新小岩にある居酒屋彩波（イロハ）では、メニューでやきとんを取り扱っています。また、絶品の宮崎産赤鶏を使用した、肉刺しや各種部位のたたき、白レバー、鳥刺し盛り合わせなども味わうことができます。
力を入れているのは料理だけでなく、こだわり抜いた四季折々のお酒も準備しています。新小岩駅から徒歩7分なのでアクセスしやすく、ホッと一息できる居酒屋として温かみのあるアットホームな雰囲気で皆様のお越しをお待ちしております。新小岩にいらした際は、店主渾身の一品をぜひ一度味わってください。
